「団塊の世代は本当に嫌な仕事に耐えてきたんかいな?」 という大好きなブログ記事
「1cm100mブログ」というブログさんがあって
http://www.1cm100m.com/blog/show/33
「団塊の世代は本当に嫌な仕事に耐えてきたんかいな?」という記事が好きです。
2010年1月26日の記事(約5年前の記事)ですが、時たま読み直しています。
長文記事で文章や全体の流れ自体も好きなのですが、一部だけ抜粋紹介させてもらいます。
ーー現在、フリーターは200万人以上いると言われている。
パートも含めた非正規社員という括りなら、もっと数は増えるだろうさ。
すごい数字だ。これを聞いた年配世代はきっと眉をしかめるに違いないよ。
「楽な仕事ばかり求めちゃいかん」と、お説教の一つでもかましたくなるだろうさ。
でも逆に考えてみようじゃないか。
現在の2~300万人の非正規社員が行っている「楽な仕事」を、昔は誰が担っていたんだろう。
正社員が担っていたんでしょ?
つまり昔の正社員の中には、今ならフリーターでもできるような簡単な仕事をこなしながら、 それでもいっぱしの給料とボーナスをもらっていた人達がたくさんいたってことになる。 (もしかしたら半分以上がそうだったりして。)何と恵まれた時代だろう。 ーー
ーー「昔は良かった。昔のこの業界は良かった。」これって要するに、昔は今と違って金を稼ぐのが簡単だったって言いたいんでしょ?ーー
記事内容に賛否両論あるかもしれませんが、それは個々人が働いてきた個人的な過去の小さな業務体験(せいぜい42年程度)の内容に大きく左右されるものでしょう。私はこの記事を好んでいます。私が入社したころ、良く年配者に言われてました。 「お前らは大変だぞー、今はどんどん大変になってるからな」、「昔は凄い楽だったのに、今は面倒くさくてやってらんない。早く退職して職場とおさらばしたい」、「昔は仕事中に酒飲んだり、麻雀やってたこともあるのに今は全然できねえもんな」とか。
以前は、ワープロを一本指で打っていたジジイがよくいました
バブル時期入社世代の人々も入社時期がバブル時期なだけであって、本当にバブルの恩恵をしゃぶりつくせたのはバブル期に中高年だった上の世代だけでしょう。私の会社にはバブル世代で浮かれた感じの人って特に見たことがありません。まあ、とにかく昔の仕事って今現在よりもっとグチャグチャで雑然としていて、労働システムが単純で、いまみたいにガチガチに社内文書入力マニュアルとかもなく、社内のデータ蓄積のためだけの莫大な量のデータ入力もなく、『現在の労働と比較するとあり得ないほど単純だった』ことは断言していいと思います。そういえば、喫煙者である私も入社した頃は、職場内で喫煙していたし、部署によっては机の上に灰皿置いて喫煙していました。今は、駄目ですね。(副流煙の問題があるので否定はしないです、職場内の規則・雰囲気がゆるかった・楽だったと思っています)
今って、年度毎にどんどん余計な業務が増加しています。それにともない、仕事中の息抜きできる部分がますます少なくなってきて、始業前から、外回りのほかに終業したあとの残業時間まで集中して入力作業したり、報告書を紙ベースに印刷して決裁受ける準備したりして、馬鹿みたいに馬鹿みたいな無駄に増えた業務をこなしています。パソコンの普及のせいでいろいろと便利になったけど、それに釣られて糞みたいな業務がなぜか追従してどんどんどんどん増えてしまいました。
昔の労働がうらやましいという思いがあります。当然と言えば当然ですが、現在のパソコンシステムが構築された会社では、偉そうに持論を発言している団塊世代の「パソコンスキルが欠略した老人」はまったく稼働できない。人を使う能力があるとか意味不明な嘘をついて管理職につけば、下が勝手に働くしかないので本質が暴かれることはないかもしれませんが、今現在の新入社員と同じ仕事をさせれば、彼ら老人の労働単価って彼ら世代の企業経営者や政治家が既得権的に推進した「成果主義・能力主義」で計測してみると成果主義的に「時給10円」くらいなんじゃないかなと思います。