自分のトークがイマイチなのは『1000%親が悪い』・『家庭環境が悪い』

「トークの本質は何も考えずに話すこと-それはどうすれば可能になるのか探ってみる」

  • トークのぐだぐだカクテルその4

『1000%親が悪い』というのは、べつに親を責めるとか恨みに思うとかいうものではありません。ただ事実としてそうだろうと思うのです。『家庭環境が悪い』というのも事実として間違いありません。

★子育てをして感じること


息子は現在幼稚園年長6歳で、将来的にどうなるか分かりませんが今のところは面白い性格・明るい性格・お話好きな性格をしています。子育ての軸は「抑圧しないこと」だと思います。「明るく楽しく面白い子供」は抑圧された家庭では生まれません。

礼儀や家庭内教育は当然必要です。しかし、基本的には、子供は自由に言いたいことをしゃべり、泣き、わめき、笑って生きています。変なことを言って来れば、笑うとかツッコミで怒るとかの対応をずっととっているので、ますます変なことや面白いことを話してきて、楽しませてくれます。面白いことを言っても無視したり、怒鳴って虐待すれば、子供は自由に発言できない怯えた存在に必ずなります。

子供に対して、親がどういった振る舞いを日々選択しているかで、子供のトークには特徴が生れます。また、親自身がつまらない話や堅物な話や世間体中心の話ばかりしていれば、子供は面白い話をできるようにはなりません。つまらない子供、ひねくれた子供、歪んだ子供になるでしょう。

両親の仲が良く、家庭の雰囲気が明るく、抑圧されずに幼少期を過ごした子供はそのまま明るく育つケースが多いように思います。面白い雰囲気の家庭で育った子供は、面白く育ち、面白くて明るい雰囲気の大人へと自然となりやすいのだと思います。

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★『幼少期の家庭環境』と『家庭の雰囲気』


集中して考えるべき対象は、『環境』です。そうです、家庭環境です、『幼少期の家庭環境』です。そして、それに付随する『家庭の雰囲気』が重要です。これによって、トークのおおもとである性格がどんどん日々形成されていきます。虐待・離婚・暴力・抑圧・借金・蒸発・単身赴任・共働きetcで幼少期は様々です。

崩壊した幼少期・崩壊しそうだった幼少期を過ごした子供の性格には何らかの影響があるでしょう。特に『家庭内の雰囲気』は大切だと思います。ヒステリーか、厳格か、甘えられないか、暗いか、つまらないか、堅物か、自立に追い立てられるか、腐ってるか、暗闇か、過保護か、過干渉か、和気あいあいか、明るいか。

僕は自分の子供には、自分と違った幼少期の環境を与えてあげたいと強く思っていました。その思いが子育てに出ていると思います。

子供は幼稚園からサッカークラブに所属させていますが、その最大の理由は、転校しても「自分の居場所を早くつくれる子供になれるように(どの学校にも地域にもサッカークラブはある)」という思いがあったからです。



★ 自分のトークがイマイチなのは、『1000%親が悪い』に違いない


自分のトークがイマイチなのは、『1000%親が悪い』ことは間違いない思います。どう考えても、個人ごとの幼少期の家庭環境と家庭の雰囲気の差があまりにも大きい。恵まれた者との差が大きすぎます。

僕が与えられた『幼少期の家庭環境』と『家庭の雰囲気』は欠陥品。
(欠陥の物語は人それぞれ多様にあると思います。虐待、暴力、孤児院育ち、片親、離婚、借金、貧困、アルコール、犯罪者、薬物、病気…etc)

僕は、自分のトークがつまらなく育ったのも面白くなく育ったのも、『1000%親のせいだ、家庭環境のせいだ』と思っています。そして、それはひねくれているかも知れませんが正しいと思います。

僕は、繰り返された小学校転校3回がなければ、もしくは転校しても早く友達をつくれる武器(少年サッカーや野球)が親から与えられていれば、もしくは面白いことを言える性格に育てられていれば、転校の有無に関係なくまったく違った少年時代・思春期時代を送っていたと思います。思い出すだけでイライラすることや、耐え難い苦痛がその時期には発生しました。

いろいろな条件が重なり、僕の思春期は『孤立』を暴力で圧倒することでバランスをとっていました。中学1年生から刃物を携帯していたので、刺殺事件を起こすような歪みが、当時の僕にはありました。他クラスに乗り込んでみんなの前で、気に入らない奴に思い切り蹴りを入れたり、怒鳴りつけたり、どんどん周囲と距離ができ完全に孤立していました。友達はいませんでした。高校生になった辺りから「友達っていた方が楽しいだろうな」と考え始めてから大人になるまで、『凝り固まった自分の性格や発言や雑談』を改善させるのにはもの凄く苦労した記憶があります。


話を結論に戻します。
実際のところ、大人になれば分かりますが、幼少期の家庭環境を整えることはとても難しいことです。

子供を産んでからの離婚なんてのは、自分のまわりをちょっと見るだけでもそこら中に溢れているのが分かります。単身赴任とかも運次第でどうしようもありません。しかし、そういったことは充分に分かりますが、その過程としての幼少期の家庭環境と家庭の雰囲気により『性格の塊』は形成されていき、トークを創り出す性格が莫大な影響を受けます。

一度形成されてしまった『性格の塊』は修正や改善がとても困難な性質のものです。だから、思春期や青年期や成人してからの「性格を変えよう」と言う決意を実現させることは、非常に難しいのです。

親は、『幼少期の家庭環境』と『家庭の雰囲気』を与える側です。
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その与えられた結果として、自分のトークがイマイチなのは『1000%親が悪い』に違いないのです。しかし、その先は、親を恨んでも何も解決しないので、自分で何とかするだけです。ただ、自分のトークがイマイチなのは先天的な問題もあるかとは思いますが、後天的なものとして『1000%親が悪い』・『家庭環境が悪い』のだとあえて断定しておきたいと思います。そこから、どうするかを考えてスタートしたいと思うのです。

―終了―

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