護身で悪人をぶん殴る(7)・ボクシング

①ボクシング雑感動画が6本あるため待機時間が30秒くらいかかります。

ボクシングはとてもシンプルです。
攻撃種類も手技のみで少ない、単純です。だからこそ、練習効率が非常に良いと思います。

あしたのジョー(1) (講談社漫画文庫)

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パンチは左右ストレート・左右フック・左右アッパーの「6種類」しかありません。
すべてが「顔面狙い」と「ボディ狙い」の攻撃の的が2か所に分かれるので、6種類のパンチで2か所を狙う=6×2=「12種類」の攻撃になります、単純です、コンビネーションで複雑化をはかるのですね。これは珍しい。
他の格闘技だと、空手の手技・蹴技は何十種類とありますし、柔道の投技・寝技も100種類近く技があります、ボクシングは技が少ないことによって攻撃が洗練化されます。シンプルがボクシングの最大の魅力です、しかし、フットワークはボクシングが一番難しいです。


★マイクタイソンーナンバーシステム(カス・ダマトのナンバーシステム)
(とても優れているが、画像が見つからない。このシステムは、相手の人体の急所にナンバーを振って行き、コンビネーションの組み合わせを創作して、連打で相手を壊していきます。
上半身を8ブロックに分類単純化して、攻撃の指示出しや自己の攻撃パターン脳内整理に非常に効果的です。)

相手の

1.右テンプル
2.左テンプル
3.右あご
4.左あご
5.右脇腹
6.左脇腹
7.顔の中心(顎の先端または鼻)
8.みぞおち(打ち下ろしのストレートで射抜く打ち方をする)

タイソンは、6(右ボディフック=左脇腹)、7(右ショートアッパー=アゴ先端)、1(左フック=右テンプル)の「6・7・1」と呼ばれるトリプルのコンビネーション、または「6.7」と呼ばれる右ボディフック・右ショートアッパーのダブルが得意で有名だったそうです。
★注意:この記事のナンバーシステムが完全に正しいものかは色々検索してみましたが、不明です。参考程度にして下さい。



フットワーク
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マイク・タイソン
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シュガー・レイ・ロビンソン
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トーマス・ハーンズ
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ナジーム・ハメド
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②ボクシングジム雑感

個人的にはボクシングジムは最悪です、競技者全体を育てる育成方式のレベルが低いと思います、そういった手法がボクシングジムにはないといってもいいかもしれません、ボクシングジムには2か所、通いました、基本的には、入会金が高めで月謝も高めに設定されています、そもそもボクシングで活躍した人間が、ボクシングで食べていくことは厳しい現実があります、アマチュアボクシングをやって、推薦で大学進学して、高校教師の免許を取得し、高校のボクシング部の顧問になるとかしかない。

ボクシングジムの経営者やトレーナーは、やはり世界王者や日本王者を育てて、興行(大きな試合)収入を目指します、そのため、地道にボクシングに通い続ける選手の中で、光る才能がありそうな選手だけを選びだして特化して指導するというように日々のトレーニングは行われています。例えば、自分が入門したとして既にジムとして育成集中している選手が必ず数人いるので、集中指導してもらえる選手として発掘されるまでは相当の月日がかかると思われます。地道な人じゃないとそこまで続けられないと思います。何と言うかボクシングジムの育成環境は設備が貧弱なのです、リングは一個だけとか、もしくはリングすらないジムもあります。

ボックス!(上) (講談社文庫)

ボックス!(上) (講談社文庫)

ボックス!(下) (講談社文庫)

ボックス!(下) (講談社文庫)

最初は構えを教わって、ジャブを教わります、そして腹筋・背筋・腕立て等をして、ロープスキッピングをします
そのうち、ワンツーを教わってコンビネーションを教わります
これでいいのですが、他格闘技からボクシングに流れると練習のつまらなさにイライラします
やられてもいいから、はやくスパーリングをしたい、サンドバッグを叩きたいと思うのですが、設備の貧弱さとトレーナや会長などの指導者の人数不足もあって、道程が長すぎるのです。当然、顔面を殴る競技の危険性は理解しています。ボクシングジムは格闘技を始めてやる素人が通うと何も知らないので続くかもしれませんが、正直、非常につまらないところだと思います

集団育成システムというものが全くなく、閉塞的な世界だと個人的には判断しています、指導者側が「興行さえできれば」という発想以外持っていないので、練習生全体を育てる気がないのです(空手や柔道には集団育成システムがきちんとあります、僕は柔道3段・極真空手総合格闘技の経験者でボクシングジムにも2箇所通った経験があります)、練習効率のよい格闘技のはずなのに、集団育成システムが未熟でイマイチで残念、そのために競技人口においてマイナーというイメージを持っています、練習生はジムの経費を下支えするために必要な「お金面でのカモ」という一面がどうしてもあり、不快に感じます。

学校の部活などアマチュアボクシングは、もしかするともっと充実した全体練習を行っているかも知れません。プロのボクシングジムはつまらないというだけです。

はじめの一歩(1) (講談社コミックス)

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③ボクシングの強さ雑感

ボクシングは、幼稚園・小学生では無敵だと思います、そもそも殴ることすらしたことがない子供たちの中で、顔面を殴ることを練習していれば、それだけで非常に強いです、顔面を躊躇なく殴れるだけで無敵です、中学生でもなかなか強いと思います。

ただ、高校生くらいだと少し厳しくなってくると思います、素人相手では無敵でしょうが、格闘技経験者の中では下がると思います。


一般的なボクサーの最大の弱点は、「小さい・細い」ということです、世界王者も小さいですね(竹原信二・村田諒太あたりは別です、ミドル級以上は間違いなく怖さがあります)

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 柔道やレスリング・ラグビー・アメフト(組み合う競技)をしている人間からするとボクサーはマッチ棒みたいな体型でしかなく、余程のハードパンチャーでなければそもそも顔面を殴られても効きません、投げ技・組み技・蹴り技に対処できないので、効かないパンチを無視して、地面に転がしてから、さっさとボコボコに仕留めることができます、ボクサーの平均体重は55kgくらいだと思いますが、55kgとかって細いですね、柔道なんかだと競技者の平均体重は80kgくらいになり(70kgだと小さい)、上は150kgくらいまで高校生レベルで存在しますし、身長も195cm位まで高校生レベルで存在します。

 「減量」という自分を弱くする行為が競技行為に含まれているのも特徴的です。同じ階級とだけ戦っていれば済むというのも珍しいです。より大きな相手と戦う恐怖を味わうことが少ない競技だと思います。空手や柔道には無差別級の団体戦や試合が普通に存在しています。体重が重い相手や大きい相手と戦うことは日常です。あと「素手ではない」というのも極真空手などから見ればケチをつけたくなるところかもしれません。

しかし、ボクシングが優れていると思うのは、「小さい・細い」人間がパンチの練習を積むことで、大きい人間(195cm・150kg級の人間)をもしかしたら、顎やみぞおちの急所を打ち抜くことで失神させて倒せるかもしれない可能性を数%持てるところだと思います、「素人では絶対勝てない相手に数%の勝てる可能性を掴める」ことがボクシングの魅力だと思います。井上尚哉などは「本当に強いな」とゾクゾクして試合を見てしまいます。そして、当然大きい人間マイクタイソンなどがボクシングを身につければ、世界最強として歴史に名が残るほどに、凶暴な格闘技でもあります。そして格闘技に携わる年数が長くなる程、ボクシングのオフェンス・ディフェンス・フットワークの技術レベルの高さに唸らされます。いろいろと批判的なことも書いてみましたが、ボクシングは追究すると人体の急所だけを攻撃し続ける本当に怖い格闘技といえると思います。

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BYウイキペディア

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