★ゴミトーク実戦編№3:トークにおける3大知識
「トークの本質は何も考えずに話すこと-それはどうすれば可能になるのか探ってみる」
★トークの3大知識②:≪『発想』+『反応』+『連想』≫
会話は、発想とそれに対する反応とその直後の連想で成立しています。そして、会話が終わるまでこのサイクルは続きます。繰り返しますが、人間は【発想】という頭に思いついたことを「発言するか・しないか瞬時に決めて」会話をスタートさせます。そして、スタートした会話に対し、人は瞬間的に『反応』します。そして脳内で発生した『連想』にもとづき、発言します。この流れが循環して会話は、成立しています。雑談の本などを大量に読了して納得した現象です。こんなことを意識化する必要はないのですが、『会話の構造の中心軸』として、これらが存在しています。
例『発想』⇒「おはよう」
【知ってる人にあった時に脳内に挨拶しようという『発想』が浮かんで発言】
『反応』⇒【相手の挨拶に瞬間的に自分の脳が『反応』する】
『連想』⇒『あれ、髪切ったの』
【相手の髪形を見た時に脳内に『連想』が浮かんでそれを選択して発言する。】
テレビのバラエティー番組を見てても、自分の普段の会話を見てても分かることだと思います。知識としては役立つことだと思います。
★トークの3大知識③:『クリック』
『クリック』は『クリックする』と表現します。ナンパについてのブログや本を集中して読んでいた時期に、『相手をクリックする』という概念で会話を展開すると説明していた男性がいました。これは、ちょっと変わった変態っぽいナンパ師さんの発見概念です。
単に『話す』のではなく、相手を『クリック』する感覚で『話題』を展開してみます。
そうすることで会話の糸口を単純に探り、連想を広げます。
20代女性との話題を適当に、想像してみます。
―20代OL女性―
お菓子、ご飯、考え事、美容、お洋服、衣装、イベント参加、お出かけ、映画、家計簿、OL、犬
上記の20代OLの例であれば、犬の話、OLとしての仕事の話、美容の話、お菓子・ご飯の話などに話題を振る(クリックする)とある程度会話が弾むと考えられます。考え事カテゴリについては、親しい間柄でないと話すことはないでしょう。
どこでもいいので、クリックをしてみます。
例✪⇒犬カテゴリ⇒「犬とか飼ってる?」【クリックする】
⇒「パグがとっても可愛いから2匹飼ってるよ」とか【相手】
例✪⇒映画カテゴリ⇒「最近映画とか見てる?」【クリックする】
⇒「最近は、アナと雪の女王見てきたかな」【相手】
相手の興味ありそうなこと、今日一日内の過去のことから順番に、過去のこと、現在のこと、未来のこと、その相手にクリック対象があるかのようにクリックして話題の掴みを上手に発見して、会話を広げていく技術です。ナンパ師さんはこのクリックすることを、『相手の記憶をクリックする』・『相手が気持ちよく反応できるようにクリックする』と表現しています。無駄に考えたり、無駄に意識化したりする必要はありませんが、知識として役立つかなと思います。
人と話していて自分が気持ちよく話していることってたまにありますが、それは、相手の発言が、『自分の気持ちよいツボをクリックしてきたからだ』と思われます。そして、自分の脳内にある記憶を気持ちよく話しているのです。
人は記憶を話すことが気持ちいいのだとナンパ師さんは説明しています。なるほどと思うこともあります。
相手に対して話題として浮かんだものを、相手が気持ちよく反応できるような言回しで、クリックしてみる。自分の頭に浮かんだ「発想」を発言としてクリックしてみる。相手の「連想」を呼び起こすためにもクリックしてみる。現実的には、知識は知識に過ぎないので、こういった「クリックする」などということは、会話の最中に意識する必要はまったくないと思います。反応速度が遅くなってしまいますし、自意識的にも少し違和感が生じますので。