トーク・会話・雑談ーキャバクラ黒服をやっていたときに学んだこと

「トークの本質は何も考えずに話すこと-それはどうすれば可能になるのか探ってみる」

  • トークのぐだぐだカクテルその12

★キャバクラ黒服バイト

キャバクラ黒服は、僕が男子高出身で女の子と話すのが苦手で、大学で参加した合コンなどで「話さない人だね」とか言われて、僕に関する女性陣の印象を一緒に合コンに行った男友達が後日聞いてきて、「居たかいないか分からないような人」とか言われていたと聞いて、その何ともやり切れない感じの切なさを克服するため、女性との会話に慣れたいという気持ちで黒服バイトを始めました。


当時の思考としては「女の子が苦手だ→特にお洒落な女の子→どうすれば克服できるのか→苦手なタイプを克服できればいい→お洒落軍団、看護婦軍団、スッチー軍団、洋服屋店員お姉さん、化粧品売り場お姉さん→キャバ嬢だ!→キャバ嬢に慣れてしまえば緊張する女の子はほぼいなくなるに違いない」という考えでした。


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実際、仕事をはじめて見ると最初こそ戸惑うものの、女性の離職回転が速く、後輩のキャバ嬢が増えるにつれ仕事を教えたりする中で、キャバ嬢そのものに慣れて行きました。自分の旅行などの都合で辞めたりしましたが、人手不足から「また店に戻ってきてよ」とか言ってもらいおよそ、辞めたりまた入店したりで、約2年間ほど働きました。そのうち、キャバ嬢の面接も担当するようになりました。派手な女性ばかりの職場で、毎日仕事として働くとキャバ嬢自体への憧れもなくなり、普通に友人として飲みに行ったり、キャバ嬢にすっかり慣れ親しむことができました。物凄い美人に対しても先輩黒服として仕事を教えているうちに完全に慣れました。そして、その成果として、お洒落女の子軍団とかも何とも思わなくなり、上手く女の子と話せるかどうかは別にして、女の子という存在そのものに緊張することはなくなりました。大学の授業を受けてみたいというキャバ嬢は大学に連れて行き、一緒に授業を受けたりして遊んでいました。こうした中で、実際、どんなに華麗な美人でも緊張するということはなくなりました。女性の外見と内面に個人差があることも、じっくり見ることが出来ました。相手に対して、変に下手にならず無駄な敬意を抱くことがなくなったのは良いことだと思っています。
慣れは重要



★『上位に触れ続けるとその他が平気になる』現象

キャバ嬢に慣れると他の女性が平気になるというのは、『上位に触れ続けるとその他が平気になる』という現象です。


✪例えば、キャバ嬢に触れ続けると、一般の女性が平気になります。
✪例えば、ブランドショップをぶらぶら廻って通い続けると、お洒落な店が平気になります。
✪例えば、フランス料理店などに通い続けると、お洒落な料理屋さんが全て平気になります。


『苦手な意識があるものの上位層に慣れると、同じジャンルの普通のものには慣れる』現象


僕は、高校生時代、洋服を買うお店に入っただけで緊張していました。親に買ってもらっていた服はジャスコの服ばかりでしたし、学校の運動着ばかり着ていました。だから、普通の洋服店に緊張していました。アメリカ屋にすら緊張していました。

大学生時期になると、シャネルやルイヴィトンやエルメスやグッチやティファニーのお店を廻って商品をじっくり見たり、たまには店員さんの話を適当に聞くという行為を繰り返しました。何も買う必要はありません。

その行為を繰り返していると、いつの間にか、どんな高級店に入っても何も緊張しなくなり、お洒落な洋服屋さんに緊張することもなくなり、冷静に店内を歩けるようになりました。 少年時代から親がお洒落な人とかお金持ちの人というのは、家庭環境の差異で、幼少期から、こういったものに慣れ親しんでいる優位性があると思います。大人になってから「自分を無理に改善する努力」をする必要がないって羨ましいと感じます。


★『弱者はアウェーで恋をする』現象との出会い

これは、僕が適当につけた人間関係における現象です。『弱者はアウェーで恋をする』現象について説明します。黒服の先輩に教わったことに名前をつけてみたものです。

「弱者」とは「新人」のことです。
「アウェー」とは「慣れていない環境」のことです。
「恋」とは「好意」をもつことです。

率直に言ってキャバクラの黒服をやる人間の動機はある程度単純です。

1 キャバ嬢と付き合ったりSEXしたい
2 夜の世界に何となく興味がある
3 時給がそれなりに高くそれなりに稼げる

大体、こんなものしかないと思います。僕に現象を教えてくれた黒服の先輩は「キャバ嬢とSEXしたい」という単純な動機を持っていました。いちおう説明しておくと、キャバクラには暴力団系列と地元の金持ち経営系列とに分かれています。僕が働いた店は金持ち経営系列です。暴力団系列のキャバクラ店でキャバ嬢に手を出すことは面倒になりそうな行為だと思います。基本的には黒服がキャバ嬢とsexしても親しい仲間にしか余計な話はしないので、表だってばれることはありません。口が軽いキャバ嬢は避ける必要があります。客がキャバ嬢と付き合うとかsexするのは、キャバ嬢の警戒心が強いので困難ですが、黒服であれば想像よりもずっと簡単です。

黒服の先輩は次のようにキャバ嬢とsexする方法を説明してくれました。

「自分より先に店に入ったキャバ嬢とヤルのは難しいよ。人間関係とかも出来上がってるし、自分が後輩で教わる側だから。本気で付き合うとかじゃないと難しい。簡単なのは新人だよ。店の仕組みとかよく分かってないし、女同士でもすぐに仲良くなったりしないから色々分かんなくて不安なんだ。先輩キャバ嬢同士の派閥みたいなのもあるから、先輩キャバ嬢は新人に細かいことを教えたりしないんだ。人に教えるのって結構面倒だから積極的に教えてあげようという先輩キャバ嬢なんてほとんどいない。よっぽど友達になりたい雰囲気を持ってる新人が入ったとか先輩キャバ嬢側で損得勘定の「仲良くなりたい」って気持ちが働いた時ぐらいだよね、新人に親切にしてあげるのって。だから、俺がテーブル番号とかドリンクの種類とか、フードメニューで単純に美味しいメニューとかを教えてあげるんだ。これって優しさでも何でもないんだけど、新人は不安な心境で店に来て仕事してるから、優しいとか親切だなとか勝手に勘違いする。そのタイミングを待って電話番号を聞いて、遊びに行く約束をしてその日にさっさとヤッちゃうんだ。電話番号を聞くタイミングと遊びに誘うタイミングは遅すぎると駄目だよ。店に慣れちゃうし、他の人達との人間関係も徐々にできていくしね。そうなる前に誘うんだ。相手がこちらに好意を持っている時期ってのは旬があるからさ」


これが『弱者はアウェーで恋をする』現象です。僕は、この現象に従って色々なキャバ嬢と遊んだ約2年間の体験のおかげで、女性自体に緊張することは0ゼロになりました。憧れもなくなりました。ただただ、一人の他人として見ることができるようになりました。


僕がこの現象を意識して以降、面白かったのはこの現象が至るところで見られたことです。人間はおそらく本能的に、この現象通りの心理面の感情を持つようになっていると思います。
一般社会でも同じです。(特別に変わった人を除く)


サークルに新しく入った女性は、先輩男子に好意を抱きやすい。
部活に新しく入った女性は、先輩男子に好意を抱きやすい。
会社において新入社員の女性は、先輩男子に好意を抱きやすいし、その後に結婚する確率も高い。

女対女でも男対男でも同じです。
新入社員時代に優しく仕事を教えてくれた同性先輩には好意を抱くし、尊敬したり敬意を抱く。
何十年も会社員をしていても人事異動で新しい業務になれば、未知の業務が多いけれど、そこで親切に仕事を教えてくれる人には当然好意を抱きます。

以上がキャバクラ黒服バイトで学んだことなので記録しておきます。

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