たまに昔の本を読む
その中で、心に引っ掛かった文章だけを抜粋する
ショーペンハウアーじいさん、ドイツの哲学者、仮定生存年齢236歳(1788年生)
「幸福について―人生論―」新潮文庫
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ところでこのことから出てくる結論として、およそ愚行中の最大の愚行は、何事のためにせよ、「自己の健康を犠牲にすること」である。利得のためにせよ、栄達のためにせよ、学問のためにせよ、名声のためにせよ、まして淫蕩や刹那的な享楽のために健康を犠牲にすることである。むしろ、「健康」よりいっさいを軽く見なければならない。
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