『シティ・オブ・ゴッド』というGoodな映画

個人的に大好きな映画で『シティ・オブ・ゴッド』という作品があります。
2002年にブラジルで制作された映画です。

内容的には、1960年代から1980年代にかけてのリオデジャネイロで貧困にあえぐスラムを舞台にした、強盗、麻薬売買などをして金を稼ぐ子供達の抗争が実話を基にして描かれたそうです。小さな子供が銃という凶器を手にして簡単に人を殺します。

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★「強さ」は素手での喧嘩とは無関係

そもそも、素手で闘おうという意思も美学も価値観もない。スラムですから、教育も受けていない。良心は教育で磨かれることはないから、個人の資質・生まれ持った天賦のものによって大きく異なる。良心がない方が成功できる。家庭環境も社会環境もぐちゃぐちゃです。邪魔なものを殺して排除していくことによって、麻薬売買の縄張りが増えて金が大きく入るようになる。女性はレイプすればいい。そんな価値観の世界です。

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現在でも、中東やアフリカや南米の一定の地域ではそんな価値観が存在しているでしょう。先進国でもそういった地域は一部にあります。日本でも、暴力団・暴走族・犯罪者・いじめっ子・嫌な奴にそういった価値観の人間が極稀ですが存在するでしょう。

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「強さ」は撃てるか・殺せるかにしか存在しない

この映画はブラジル特有の陽気な天気とリズミカルな音楽で明るい映画です。ファンキーに銃をぶっ放し、どんどん子供が大人を殺していきます。「強さ」は撃てるかどうか、殺せるかどうかにしか存在しないのです。
といっても、残虐なだけの映画ではなく充分魅力的で楽しめる映画です。見ていない方は、暇なときにぜひ一度手に取って見てください。

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