トーク・会話・雑談ー会話は『好意』から始まる
「トークの本質は何も考えずに話すこと-それはどうすれば可能になるのか探ってみる」
トークのぐだぐだカクテル22
★会話は『好意』から始まる
特に注目されてもいないようですが、会話は『好意』から始まります。
学校や職場や外出しているときに、見知った相手に出会った時、話しかけるかどうかは、ほとんど自分が抱いている相手への『好意』に左右されます。『好意』がなければ話し掛けることはありません。会話は始まらないのです。
僕は、『好意』を抱いている会社の同期や先輩や上司を見かけると、嬉しくなってまるでしっぽを振っているワンちゃんのような気持ちになってついつい話しかけてしまいます。また、僕に『好意』を抱いてくれている人は、ニコニコしながら嬉しそうに近づいてきて、どうでもいいことを話しかけてきてくれます。つまり、会話は『好意』から始まるのです。
★会話は『必要性』から始まる
会話は『必要性』からも始まります。
業務上の必要性・生活上の必要性・学校上の必要性…いろんな『必要性』があります。
社会人としての常識という『必要性』からのあいさつー「おはようございます」「お先します」
業務上の『必要性』からの質問ー「パソコンのパスワードは何ですか?」「何時に戻りますか?」「納期はいつまでですか?」「出張先のホテルの予約は大丈夫?」
「報連相ホウレンソウ」はすべて『必要性』に基づく会話。
生活上の『必要性』からの会話ースーパー:「醤油はどこに置いてますか?」、ガソリン給油:「レギュラー満タンで」、洋服の買い物:「この服のMサイズはありますか?」
学校上の『必要性』からの会話ー授業:「はい、答えは~です」、部活:「一年生はタマ拾いして」
この種の会話は、不必要な雑談と違い、日常生活において『必要な会話』です。
『必要な会話』が上手な人を『会話上手』とは言いません。「きちんとした人」などと理解されることはあっても、面白い人とか明るい人とかには直接的には結び付きません。そういった部分で評価される会話は『不必要な雑談』の得手不得手です。