「トークの到達点」をぐだぐだ探ってみる

「トークの本質は何も考えずに話すこと-それはどうすれば可能になるのか探ってみる」

  • トークのぐだぐだカクテルその2

2015年の一年間をかけて、「トーク」というものを大きなテーマとして捉えて気が向くままに考えていきたいと思います。

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✪トーク

トーク・雑談・会話というものは、得意な人や平気な人にとっては何の問題もないテーマです。
つまり、考える必要もないし、悩みにもならないし、どうでも良いコトに分類されると思います。
しかし、トークが苦手な人にとってはかなり人生にとっての重要課題です。そのまま、苦手で人生を通して行くのか、多少なりとも改善するのか、色々と悩ましい問題として壁として立ちはだかります。

トークが苦手な人というのを雑に2タイプに分けてみると、
Aタイプ⇒トークが苦手で、自分の「意識」レベルで自分を否定したり苦痛を感じてしまう人(繊細型)
Bタイプ⇒トークが得意でないようだが、独特の本人の世界観があって自分の「意識」レベルで自分をまったく否定せず苦痛を感じていない人(鈍感型=話すことに興味ないとか、沈黙が平気とか、自覚的には苦手でないとか、本人には苦痛がないとか)

に分けられます。

私はAタイプな一面があるので、トークについて考えることに自主的な興味があります。
しかし、Bタイプの人も意外と多いように思います。Bタイプの人とも仕事を通じて幾人か出会っていますが、悪くない意味で変わった人間が多く、友達がおそらく0人でも気にしていません。(別にそれが悪いとかではないです)。Bタイプの人は、周囲から浮いていても泰然としています。仕事の取り組み方が多少おかしい人も結構いて、指摘しても「え?」とあまり気に留めない感じで淡々としているなあと感じます。ある意味、強い人間だなあと感心します。そのままで面白い人もいれば、腹立たしい人もいれば、困った人もいれば、迷惑な人もいれば、迷惑でない人もいます。

おそらく、養育期や成長過程、持って生まれた性格、脳の構造などのすべてが絡んで、Aタイプの人間がBタイプの人間に変わることはかなり困難ではないかと感じています。(Bタイプになってみようと挑戦したこともありましたがうまくいきませんでした)

✪トークの本質は『何も考えない』

トークには本来的に、『考えて話す』とか『勇気』とか『必死さ』とか『努力』とか『トークに対する話題の用意』といったものは必要ありません。
トークが自意識的に苦手な人は、『話題を用意』したところで、現実的にはそういった付け焼刃的なものって砕け散るように思います。本で学んだ知識もどうせ役に立ちません。

会話は話好きの人には勝てません。
彼らは、何も特に考えずに『適当』に身辺のことや何かの話題を『軽々と』堅苦しく考えずにポンポンと話しています。 「軽さ」がありますし、
話すことが、「息をすること」と同じ位な人々
もいます。

自分がある「話題」を話し始めて、尻すぼみで終わることがたまにあって、自意識で「この話つまらなかったかな」と同時に反省したり、「やっぱり駄目だ」と変に自虐的に苦痛を感じたりすることがあります。しかし、話上手の人は、私がまったく興味がないある「話題」を話し始めても、会話の仕方や笑顔や気楽さで「話題」が「会話として面白みを帯び、こちらの関心を引くような感じで広がってくる」ことがあって相手をしていてもつまらない感じを受けません。

話上手の人の特徴の一つだと思います。
「話題」なんて何でもいいんだよな
話し方とか話す雰囲気とか選ぶコトバとかで、話上手ならいくらでも話せるんだよな、 と感じています。
私も子供や妻を相手にするときは、「話題」について何も考えません。好きなように話し、好きなように沈黙しています。

トーク上手な人について過去に書いた記事に以下のものがあります。
私は、個人的に人間関係に満足した状態を「飽和状態」と呼んでおり、この「飽和状態」を越えてまで人と話したいと思わないのですが、この「飽和状態」を気にしない年配の人と一緒に仕事を2年間したときに、その人を何となく注目していて考えたことです。


✪トーク本や数々のネット情報は役に立たない

一時期、必要性を感じてトーク本を読んだり(数十冊程度)、ネット情報を検索したり、ナンパ研究したり、会話についてのブログを読んだりしたましたが、未だに到達点に達している人はいないと思っています。トークに関する本の多くは学者が書いていますが、「本を出版するような人々(≒学者etc)がそもそも一般社会では会話がつまらない存在」ですから、なぜこんな人達の書く本が世に売られているのか疑問なくらい役立ちません。お笑い芸人さんの本もヒントにはなりますが、到達点が示されている本は、私が読んだ限りでは存在していないように思います。ネット情報は、どうでもいい当たり前の記事ばかりでほとんどが糞のようです。(「聞き上手は話上手」とか糞)

下記の本は特殊なタイプの本で、ある程度面白いと思いました。しかし、実用的とまでは言えません。

ウケる技術 (新潮文庫)

ウケる技術 (新潮文庫)


ブログではナンパ師周辺の人々が「ある種の到達点」に到達しているような気がします。彼らの文章には参考になるものがちらほらとあります。ただし、トークの場面・相手が「見知らぬ女性たち」で限定的されています。また、根暗な性格やひきこもりや無職やコミュニケーション障害や精神疾患で悩んでいる人々のブログにもハッとするような記事は見受けられます。役立つものについては、参考記事として取り込んでいきたいと思います。


方法論

現実的に分析するために、

1 職場などでの日常トークで引っ掛かったものを記録する
2 現在、幼稚園年長6歳児の息子とのトークを観察して記録する
 (子供が会話を身に付ける過程はとても不思議で参考になります)
3 テレビやブログ記事、ネット、本で引っ掛かった文章を収集する

の3手法をメインにぐだぐだと観察してみたいと思います。

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