トーク・会話・雑談ー『居心地』のよさが最上級
「トークの本質は何も考えずに話すこと-それはどうすれば可能になるのか探ってみる」
- トークのぐだぐだカクテルその15
★『居心地』のよさが最上級
今回の記事で考えるのは、「居心地のよさ・明るさ・面白さ・笑いのどれを目指すべきか」というものです。私は会話・人間関係・性格などを改善させるにあたって本当に長い期間、「笑い」や「面白さ」や「明るさ」が必要だと固執して考えていました。しかし、これは間違いだと思います。
「笑い」や「面白さ」や「明るさ」は無駄に高いハードルの領域に属していると思います。単純に「笑い」や「面白さ」や「明るさ」を目指すことは良いことですが、継続的にそれらを目指すことは非常に疲れます。普通に考えて、さんまさん、松本人志さん・・・を目指して会話をすることはできないし、する必要もないと思います。
方向性としては「居心地のよさ」を目指すのが正しいと思います。「笑い」はあってもなくてもどっちでもよい。「面白さ」はあってもなくてもどっちでもよい。「明るさ」はあってもなくてもどっちでもよい。
こういったスタンスが無理もかからず精神的に最も楽だと考えています。
人間は会話をしない「猫」や「犬」でさえ、非常に大切にしている不思議
人間は不思議なもので鳴いたり吠えたりはするが、会話をしない「猫」や「犬」を非常にかわいがっている人が結構います。子供がいる人は会話できない赤ちゃんや幼児をとてもかわいがったりしています。(虐待やネグレクトなどは除外します)。
人間の「好意」や「愛情」は「笑い」や「面白さ」や「明るさ」に100%左右されるものではない。はっきりいって、<生物ですらない全く会話をしない無生物のオモチャや車や家具にまで人間は「好意」や「愛情」を抱きます。ここら辺の現実的な事実も参考になる現象だと個人的には注目しています。
会話や性格において目指すべきはとりあえずですが「居心地のよさ」・「安心感」・「信頼感」といったものだと私は考えています。