数学史に残る数学者のメモ
を読んでいたら理系分野の数学史について知りたくなったので、曖昧にメモします。
理系
①形式科学⇒数学etc
②自然科学⇒物理学、化学、生物学、地学、天文学etc
③応用化学⇒医学・薬学・工学・農学etc
文系
②社会科学⇒社会学・政治学・法学・経済学etc
(wikipedia etc参照)
■■■古代ギリシャ
✪タレス
✪ピタゴラス (紀元前582年 - 紀元前496年頃) ピタゴラスの定理 無理数の存在性
※ちょっと変態な宗教集団教祖っぽいので数学者から省きたい。しかし、「ピタゴラスイッチ」はこのおじいさんだから重要人物……。
✪ユークリッド (紀元前365年 - 紀元前275年頃)幾何学原論
✪アルキメデス (紀元前287年 - 紀元前212年) 求積法 アルキメデスの原理
■■■初期
ウマル・ハイヤーム(1048-1131、イラン)3次方程式の解法、二項展開の発見
✪バースカラ(1114-1185、インド)2次方程式、3次方程式、4次方程式の解法
✪レオナルド・フィボナッチ(1179年頃-1250年頃、イタリア)フィボナッチ数列
ジェロラモ・カルダーノ(1501-1578、イタリア)3次方程式の解法、虚数概念の導入
ルドヴィコ・フェラーリ(1522-1565、イタリア)4次方程式の解法
✪ジョン・ネイピア(1550-1617、スコットランド)対数の発見
■■■17世紀生まれの有名な数学者
✪ピエール・ド・フェルマー(1607?-1665、フランス)フェルマーの最終定理
✪ブレーズ・パスカル(1623-1662、フランス)パスカルの定理、確率論の創始
(1642-1727、イギリス)二項定理、微分積分学
関孝和(1642-1708)和算家、行列式、ベルヌーイ数の発見
✪ライプニッツ(1646-1716、ドイツ)微分積分学、行列式、形式言語
■■■18世紀生まれの有名な数学者
(1707-1783、スイス/ロシア)解析学、整数論、多面体定理・解析学の神
ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ(1736-1813、イタリア/フランス)解析力学、群論の先駆
シモン・ラプラス(1749-1827、フランス)ラプラス変換
ジョゼフ・フーリエ(1768-1830、フランス)フーリエ級数
✪カール・フリードリヒ・ガウス
(1777-1855、ドイツ)代数学、整数論、解析学・数論の神
「1から100まで足す」(ネット記事参照)
ガウスは1777年、ドイツのブラウンシュバイクというところで誕生。両親はそれほど裕福ではない一般庶民。
ガウスの少年時代における最も有名なエピソードをご紹介しましょう。ガウスが10歳にもなっていないある時のことです。学校で先生に「1から100までを全て足し算しなさい」という課題を出されました。時間のかかる問題を与えようという意図だったとされますが、これもガウスはあっと言う間に解いてしまったのです。
ガウスはただ1から100まで足していったわけではありません。もっと効率のよい方法を思いつき、それで答えを出しました。以下でご紹介しましょう。
まず、1から100までの数字が二組あると考えます。そして、そのうちの一組を1から100へ、もう一組を100から1という順番にし、それらを縦に並べます。
[1、2、3、4……97、98、99、100]
[100、99、98、97……4、3、2、1]
これで、対応する上下の数字を足してみるとどうなるでしょうか。
[101、101,101,101……101、101,101,101]
と、「101」が100個並ぶはずです。これらを全て足してやると「10100」になります。この「10100」とは二組の1から100までを全て足した数字ですから、これを2で割った
「5050」
が、1から100までを足した答え、となります。
文字だけで表すと少しややこしいですが、お分かりいただけたでしょうか。数学的には「等差数列の和を求めた」ということになるそうです。
■■■19世紀生まれの有名な数学者
✪ニールス・アーベル(1802-1829、ノルウェー)5次方程式の非可解性、楕円関数
オーガスタス・ド・モルガン(1806-1871、イギリス)ド・モルガンの法則
✪エヴァリスト・ガロア(1811-1832、フランス)ガロア理論
✪ベルンハルト・リーマン
(1826-1866、ドイツ)リーマン積分、リーマン幾何学、リーマン予想・幾何学の神
リーマン
フェルディナント・フォン・リンデマン(1852-1939、ドイツ)円周率が超越数である証明
アンリ・ポアンカレ(1854-1912、フランス)位相幾何学、ポアンカレ予想
✪ダフィット・ヒルベルト
(1862-1943、ドイツ)ヒルベルトの23の問題・基礎論の神
ジョン・チャールズ・フィールズ(1863-1932、カナダ)フィールズ賞創設の提唱と準備
■■■20世紀生まれの有名な数学者
✪ジョン・フォン・ノイマン(1903-1957、ハンガリー)数学基礎論、ゲーム理論
(1906-1998、フランス)代数幾何学、ヴェイユ予想・代数学の神
ルネ・トム(1923-2002、フランス)微分位相幾何学、カタストロフィー理論、分岐 (カオス理論)
谷山豊 (1927-1958)・志村五郎(1930-) 谷山・志村の定理
アレクサンドル・グロタンディーク(1928- 、フランス)代数幾何学
S. R. シュリニヴァーサ・ヴァラダン(1940- 、インド)確率論
ピエール・ルネ・ドリーニュ(1944- 、ベルギー):「ヴェイユ予想」の解決
✪アンドリュー・ワイルズ(1953- 、イギリス):「フェルマーの最終定理」の証明
✪グリゴリー・ペレルマン(1966- 、ロシア) :「ポアンカレ予想」の解決
ミレニアム懸賞問題
- ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題
- リーマン予想
- P≠NP予想
- ナビエ-ストークス方程式の解の存在と滑らかさ
- ホッジ予想
- ポアンカレ予想 グリゴリー・ペレルマンにより解決済。
- バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想 (BSD予想)
- 作者: 野崎昭弘,伊藤潤一,小沢健一,何森仁
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2011/09/15
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
やさしい高校数学(数1・A)―はじめての人も学び直しの人もイチからわかる
- 作者: きさらぎひろし
- 出版社/メーカー: 学研教育出版
- 発売日: 2012/03
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
やさしい高校数学 数2・B―はじめての人も学び直しの人もイチからわかる
- 作者: きさらぎひろし
- 出版社/メーカー: 学研教育出版
- 発売日: 2013/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: チャート研究所
- 出版社/メーカー: 数研出版
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 225回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
1対1対応の演習/数学1 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)
- 作者: 東京出版編集部
- 出版社/メーカー: 東京出版
- 発売日: 2012/03/30
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
1対1対応の演習/数学A 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)
- 作者: 東京出版編集部
- 出版社/メーカー: 東京出版
- 発売日: 2012/03/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
1対1対応の演習/数学II 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)
- 作者: 東京出版編集部
- 出版社/メーカー: 東京出版
- 発売日: 2013/03/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
1対1対応の演習/数学3 微積分編 (大学への数学 1対1シリーズ)
- 作者: 東京出版編集部
- 出版社/メーカー: 学参 東京出版
- 発売日: 2014/03
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る