護身で悪人をぶん殴る(10)・総合格闘技

総合格闘技の雑感

いろいろな総合格闘技団体やサークル、チームが存在すると思います、地下格闘技のアウトサイダーなんかも一時期盛り上がっていたかなと思います。総合格闘技は、ベースになる格闘技が通常あります。指導者がベースにしていた格闘技ですね、レスリング、柔道、空手、ボクシング、キックボクシングなどがベースになっていることが多く、総合格闘技の指導者は基本的に喧嘩が好きなように思います。喧嘩に使うために、総合的に格闘技を身につける感じだと思います。




僕は空手ベースの総合格闘技道場にいましたが、指導員は極真空手都道府県チャンピオンだったりボクサーだったりでしたし、私自身のベースも柔道です。練習生には暴力団関係者も結構います、暴走族関係者や、街の喧嘩有名人も入ってくることもあります。僕も、そういった人々と練習していました。長続きする人もいますし、短期でやめる人もいます。僕が道場に通っていたのは約20年前のことですので、現在の練習がどんなものかはよく分かりません。


✪組み技ベースの人から見た打撃選手

僕は柔道のベースがあって総合格闘技を始めたので、打撃に非常に興味がありました。ボクシング経験者や空手経験者の人とスパーリングしての初期の実感ですが、打撃ベースの人は「軽い」「投げるのが簡単」ということでした。腰が軽いとかくっつくと何もできないとか感じました。反面、隙ができたときに、ストレートパンチやハイキックともらって失神したこともあります。打撃ベースの指導員や先輩からすると「パンチをよけるための頭を振る動作がない」という指摘や「足がどっしりしていて、打撃的なステップができていない」という指摘を受け、本当にその通りだなと思いました。あと、空手のローキックは「痛いな」とよく感じました。キックの受け方が初めは分かりませんでした。


✪打撃ベースの人から見た組み技選手

打撃ベースの人から見ると、組み技ベースの人の動きは直線的だったり、沈んで突っ込んでくる動き(タックル)が多いかも知れません。そして、殴られても良い前提で組みにくるので、『顔面があまり動かずに固定されており、殴りやすい』という特徴があるように思います。しかし一発目を効かせられなければすぐ掴まれ投げられて寝技の世界に引き摺りこまれ、すぐに終わってしますと思います。一発で仕留めるというのは、現実的にはなかなか困難です。打撃の間合い・距離感で戦っている時は良いのですが、組み技系格闘技経験者は「体を寄せる」・「掴む」といった動作が速く、一瞬で投げます。その後は、顔面を蹴られたり、締め落とされたりする訳です。

ただ、打撃系の選手でも80kgを超えてくると投げにくくなってきます。60kgとか70kgとかで投げ技素人だと簡単に投げれますが、100kgとかの打撃選手だと途端にやりにくいです。やはり、体が大きい人はそれだけで強いです。なお、寝技は体重移動や体の使い方が染み付くまでがとても難しく、打撃ベースの人が組み技や寝技に習熟するのは困難だと思います。


総合格闘技で発揮される柔道やレスリングの投げ技のまとめ動画・海外試合)

✪素人が始めると技の習熟は「浅く」広くなる

総合格闘技は、全ての攻撃に対応し、全ての防御に対応しようとするものです。技の幅が広いので、習熟度は浅くなります。もともとのボクシングや、キックボクシング・空手・レスリング・柔道などのベースがないと得意な相手を仕留めるパターンを身につけることはどうしても難しくなります。
技の種類を羅列しますが、非常に多量です。代表的なもので全てではありません。

<打撃>
ストレートパンチ・フック・アッパー・肘・バックハンドブロー
ローキック・ミドルキック・ハイキック・極真系変則回し蹴り・膝・前蹴り・ストッピングの前蹴り・後ろ回し蹴り
<組み技>
タックル・大腰・払い腰・内股・大外刈り・背負い投げ(一本背負い)・体落し・高速足払い
<寝技>
パウンド・絞め技・腕ひしぎ十字固め・足関節
<その他>(技として意識する)
目突き・金的蹴り・小指骨折り・耳掌底鼓膜破り・鼻骨骨折狙い打撃

上記のすべてを身に付けることは困難です。部活動レベルの練習量を道場で確保することはできません。プロ格闘家でもなければ時間的にも無理だと思います。いろいろな攻撃に対応できるように、防御をある程度まで育てて、得意の攻撃パターンを絞って練習し、余裕に応じ、攻撃パターンを増やしていくしかないと思います。「浅く」広くが総合格闘技の特徴かなと思います。格闘技初心者が総合格闘技を学んだところで、一つ一つの技の精度や練度は、本格的なボクサーや本格的な柔道家にはとても及びません。

ただ、総合格闘技で格闘技全体像に触れることはとても勉強になると思います。中途半端な初心者総合格闘家が、絶対に本格的ボクサーや柔道家に負けるという意味でもありません。勝つときは運や状況が味方して勝てるかもしれません。というか、格闘技を長くやると練習で戦うことはあっても、プライベートで喧嘩するのは疲れるし馬鹿馬鹿しいので避けるようになると思います。(気性の荒いどうしようもない人は除きます)


✪失神のしくみと「心を折る」

失神についてですが、顔面ありフルコンタクトの打撃を体験するまで、人生で失神したことはありませんでした。柔道で締め落とされたことはありますが、異質なものです。失神経験は2回でストレートパンチとハイキックで失神しました。よく「脳は豆腐のようになっていて、脳を衝撃で激しく揺られるとその豆腐が頭蓋骨内で激しく揺れて瞬間的に神経伝達が切断されて失神する」といったような表現をされることがあります(正しいか不明ですが、まさにそんな感じだと思います)。ボクシングのKOシーンで突然倒れるシーンが見られますがあれが失神です。何が起こったか分からなくなり、目の前が一瞬で真っ暗になり倒れてしまいます。練習で失神したり打撃を受けた時は、事後の危険を回避するために飲酒は避けます。ちなみに失神は意識を失うので恐怖心が個人的には残らないと思います。

道場関係者が好き好んでいたコトバに

「心を折る」

というものがありました。印象深いです。喧嘩はするべきではありませんが、悪意性向人間から加害行為を受けたときは、逃げるか喧嘩するかを選択する必要があります。喧嘩するならば、悪意性向人間の「心を折る」必要があります。いろいろな技で徹底的に恐怖心を植え付け、二度と馬鹿な事をしたり、家族や友人に危害を加えたりしないように「心を完全に折る」必要があります。失神させても恐怖心は残らないので起こしてからボコボコにして恐怖心をきちんと植え付けましょう。恐怖心をきちんと植え付けましょう。恐怖心をきちんと植え付けましょう。でも、実際のところ、ほとんどの悪意性向人間は思いっ切り殴っただけで、恐怖心をすぐ抱いて謝罪してきますのでやりすぎる必要はありません。悪意性向人間は「自分より弱そう」と判断した人間にしか加害しませんので、その勘違いを激しく正して上げると態度が丁寧に変わります。



✪護身の優先順位

護身の優先順位は、喧嘩や争いを避けること、巻き込まれないようにすることが最上位です。

1 危険を避ける、危険な場所や人間に近付かない、危険を感じたら道を変えたりする
2 さっさと逃げる
3 110番通報して、警察という権力に味方してもらう
4 しょうがない時にはじめて護身を発動する
あくまでも、護身は最後の手段です。(若い時は、すぐ喧嘩の相手をしていましたが…)

護身があると日常で恐怖心を感じることはほとんどありません。
護身がないと悪意ある他者のランダムな出現によって人生を翻弄されます。
酷い例だと、強姦されたり、殺害されたり、殺人の共犯者にされる人間もいます。

人間にとって一番怖いのは、間違いなく人間です。

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